弓仲 康史,浅見 幸司,太矢 隆士
「高速・高周波集積回路の新分野展開と高度化技術調査専門委員会」活動報告, 電気学会 電子回路研究会, ECT-23-043, WEB開催(2023-7-21).
弓仲 康史,中嶋 一晴,飯島洋祐
受信シンボルの2次元および3次元マッピングによるPAM-4データ伝送品質評価, 電気学会 電子回路研究会, ECT-23-047, WEB開催(2023-7-21).
2023年5月21日~24日、島根県松江市にて開催された国際会議ISMVL2023とULSIWSにおいて弓仲教授、M2髙木さん、M1石田君が発表を行いました。ISMVL2023(多値論理国際シンポジウム)は弓仲教授がシンポジウム委員長を務めました。
Misaki Takagi, T. Nakatani, S. Katayama, D. Iimori, G. Ogihara, Y. Zhao, S. Yamamoto, A. Kuwana, K. Sato,T. Ishida, T. Okamoto, T. Ichikawa, K. Katoh, K. Hatayama, Y. Yuminaka, and H. Kobayashi,
Inductor ESR Compensation for LC Analog Filters,
32nd International Workshop on Post-Binary ULSI Systems
Nagito Ishida and Y. Yuminaka,
FFE Coefficient Setting Using Symbol Transition Information of PAM-4 Signals,
32nd International Workshop on Post-Binary ULSI Systems
Y. Yuminaka, K. Nakajima, and Y. Iijima,
PAM-4 Data Transmission Quality Evaluation Using Two- and Three-Dimensional Mapping of Received Symbols,
IEEE Proc. 53rd Int. Symp. Multiple-Valued Logic
2022年9月18日に会津若松で開催された第45回多値論理フォーラムにおける発表に対し、修士2年中嶋一晴君がMVL論文賞を受賞しました。受賞対象となった「受信シンボルの3次元マッピングによるPAM-4信号伝送品質評価」は、研究室の学生および小山工業専門学校の飯島洋祐准教授との共同研究をとりまとめたものです。
近年、データセンター等の高速大容量情報通信サービス需要により、高速なデータ伝送技術の必要性が高まっていますが、受信信号が劣化し、シンボルエラーが発生する問題が深刻となっています。中嶋君は、受信端において、劣化したシンボルの遷移情報を2次元や3次元にマッピングする手法を新たに提案することにより、多値信号の伝送路通過後の劣化の影響を可視化し、信号伝送品質を評価可能としました。提案手法の新規性・有効性および発表態度などが高く評価され、受賞に至りました。
なお、中嶋君は、情報セキュリティに関する知識・技能の最難関国家試験である「情報処理安全確保支援士試験」にも合格しており、今後の益々の活躍が期待されます。