Research

研究方針

自ら学び,共に考え,効果的に発信し,充実した研究室生活をEnjoy する!
各自の興味にあわせ,身近な製品に関連した情報通信技術の役立つ応用研究を通じ,楽しみながら学び,実践的な能力,特に,自ら問題を発見し,解決する問題解決能力・システム設計能力,さらには,技術討論を通じコミュニケーション能力,プレゼンテーション技術を磨き,自分の強みを発見し,発信する力を自主的に伸ばしてもらいたい

必要な知識、授業科目:

電気回路、電子回路、集積回路工学、計算機工学、ディジタル信号処理、通信方式、プログラム演習等

研究室で得られるスキル:

回路シミュレーション(ADS, Spice)、システムシミュレーション(Matlab、Spice)、C言語プログラミング、組み込みマイコンプログラミング、Officeツール、HTML、計算機ネットワーク管理、UNIX(Linux)、アナログ/ディジタル回路を実際に作成/測定するスキル、測定器の使用方法、プレゼン技術、技術英語等

メッセージ

本研究室は,集積回路・信号処理・電子回路・通信技術・画像処理等幅広い研究分野を扱っています.各自,最先端の設計・シミュレーションツールを用いて,課題探求・解決を行うと共に,ICT 活用による情報収集・発信等,目標を持ち自発的に研究を推進する能力を習得することが可能です.幅広い関連知識を身に付けることにより,課題探求能力,問題解決能力,プレゼンテーション技術,コミュニケーション能力が得られ,実社会で即戦力となる人間力を習得することが可能です.知的好奇心を常に持ち,ソフト・ハード等,ICT 関連の様々な分野の研究に専念したい学生の参加を希望します.最新の計算機等の研究環境と楽しく優しい先輩に囲まれた充実した研究室ライフをEnjoy しましょう!。

主要設備

計算機

32core 128G メモリIBMサーバ,高速PC (すべてi7, Ryzen), ノートPC,カラーレーザ3 台, GPU(Tesla K40, RTX2070S 等), 一眼,GoPro 等ディジカメ多数,プロジェクタ, ADS, PSpice+AAO, SIMetrix/SIMPLIS, Simulink-PSpice Integrator(SLPS), HSPICE, MATLAB/Simulink, Cadence 等CAD ソフト等多数

測定器

オシロスコープ(4 台),スペクトルアナライザ(2 台),ネットワークアナライザ,高速FPGA+DAC,任意波形発振器(12.5Gbps BERT, 1GHz 等6 台),各種電源等,HRCC の計算機および最新の測定器も利用可能, Kinect7 台, Realsense3 台, Oculus2 台, HTC Vive, Leap Motion2 台等多数

書籍・雑誌等

LSI, 回路, 通信, コンピュータ関係の内外の代表的な書籍(学科内で最も充実).日本経済新聞,日経エレクトロニクス, IEEE 論文誌, 電子情報通信学会, 電気学会, インタフェース, トランジスタ技術等を購読.

最近の研究テーマ

(1) 通信技術を用いたチップ内/間高速信号伝送

通信技術を用いたチップ内/間高速信号伝送
チップ内/チップ間のGbpsオーダの高速信号伝送においては、配線の寄生容量等によりディジタル(0/1)信号が劣化し、伝送エラーを生じる。本研究では、通信の分野の符号理論(Partial Response等)、波形等化等を用いて、帯域制限された伝送路で劣化した信号を復元する技術とその回路実現に関する検討を行っている。さらに、伝送路の電磁界解析によるモデリング、CDMA、LVDS、パルス位置・パルス幅変調等を用いた集積回路の高速インタフェース技術およびその測定・評価技術を研究している。

(2) 多値情報処理、通信用高速アナログ集積回路、センシング回路


本研究室は多値情報処理の国内外有数の研究拠点となっており,次世代高速信号伝送で必須となる多値信号伝送の研究を推進している.また,MATLAB による高速信号伝送シミュレーション環境の構築および高周波回路用N-path フィルタ,Mixer 回路技術の検討を行っている.さらに,筋電位等の微弱生体信号のセンシング回路技術とその医療応用を検討している.

(3) FPGA、ZigBee等近距離無線、エネルギーハーベスティングに関する基礎研究

FPGA、ZigBee等近距離無線、エネルギーハーベスティングに関する基礎研究
ビッグデータの高速マッチングのための連想メモリのFPGA実装、PSoCマイコンを用いたアナログ・ディジタル混載システムとその動的再構成技術の研究を行っている。また、無線タグ(RFID)、ZigBee等の近距離無線通信技術に関する基礎研究およびセンサ、カメラ情報を無線伝送するセンサネットシステムの研究、複数の場所の消費電力をモニタリングし、無線でデータ収集するスマートグリッドへの適用、さらに、環境エネルギーを利用したユビキタスエネルギーハーベスティング技術に関する研究も行っている。

(4) AR/VR技術の医療福祉、ICT教育への応用に関する研究


Kinect,RealSense,LeapMotion を用いた生体情報センシングとその医療福祉応用に関する医理工連携プロジェクト.呼吸の非接触センシング,歩行経路の非接触測定と歩行品質の定量的評価によるリハビリアシストなどの開発とその臨床応用を行っている.さらに,HMD やタブレット端末を用いた仮想現実(VR/AR) による没入感のあるフィードバックリハビリアシストやICT 応用の理科教材開発研究を医学部および教育学部と連携し推進している.

 

 

過去の研究テーマの一部
  • 「モーションキャプチャデバイスを用いた3 次元運動失調評価システム」
  • 「拡張現実を利用した仮想黒板によるアクティブラーニングアシストシステム」
  • 「日周運動の理解補助におけるAR 教材の開発」
  • 「モーションキャプチャデバイスを用いた歩行解析によるリハビリアシストシステム」
  • 「FPGA とDAC を用いたPAM-4 高速シリアルリンク評価システム討」
  • 「フィードフォワードイコライザ(FFE) を用いたPAM-4 信号の波形等化に関する考察」
  • 「ハーモニックリジェクションミキサの妨害波抑圧特性評価と誤差解析および実験的考察」
  • 「N-path 構成を用いた狭帯域バンドパスフィルタの解析及び実験的考察」
  • 「深度センサを用いたプロジェクションマッピングとその医療福祉応用」
  • 「パルス位置変調技術を用いた高速LVDS インタフェース」
  • 「ZigBee を用いた環境モニタリングシステムとユビキタスエナジーハーベストとの融合」
  • 「筋変位モニタリング用センサの検討とそのヘルスケアへの応用」
  • 「特徴点検出を用いた回転ブレ補正動画像処理システム」
  • 「Memristor を用いた不揮発性ロジックとニューラルネットワークへの応用」
  • 「車載カメラ向け動画像処理とそのFPGA アクセラレータによる高速化」
  • 「SiC デバイスのモデル化と電源回路への適用」
  • 「ドライブレコーダーを用いた安全エコ運転アシストシステム」
  • 「DuoBinary 符号化技術を用いた高速信号伝送方式の性能評価」
  • 「画像への音声信号埋め込み電子透かし技術とその抽出品質向上の検討」
  • 「パルス幅変調プリエンファシスを用いた高速多値信号伝送技術」