こんにちは。M1の阿部君城です。
先週の2023年10月27日に、M1の阿部2人で「NexTech Week 2023秋」を見学しに行きました。
会場は幕張メッセとなっており、参加費は無料、交通費は研究室の方で出してもらえました。
私は主にAIに関するものを中心にブースをまわりましたが、「ChatGPT」という生成AIを利用したシステムが非常に多かった印象です。普段から耳にするChatGPTですが、これがAI業界におけるターニングポイントだったということを改めて実感しました。
「今後の会社の業績をAIで予想」や「AI人材の育成」など、主に法人向けの内容でしたが、私としては、「パワーポイントファイルをファイルごとではなくスライドごとにタグ付けし、整理する」というサービスが気になりました。
これは、ChatGPTを利用してスライド内の文字を取り込むことでスライドごとにタグ付けと整理をするものらしいです。私も研修室内で過去の先輩のスライドを参考にすることがあるので、自分が探している分野に関連した資料がスライド単位で探しやすくなることは便利だと思いました。
他に、「画像のアノテーションを一般の方にやってもらうサービス」というものも気になりました。
AIが画像を学習するには、学習する画像に予め正解を付与する「アノテーション」が必要となります。このサービスでは、企業がアノテーションを不特定多数の一般の方に委託できるというサービスになっており、企業はお金をかけて委託、一般の方はショッピングサイトのポイントがもらえるというサービス形態になっていました。
アノテーションは数が多く時間のかかる作業ですが、それを一般の方の副業にするようなサービスが登場していることに驚きました。
このような企業がAIを導入しやすくするようなサービスも多くなっている印象があり、これからも益々AIの導入が進んでいくのはないかと思います。
AIについて研究する身として、このような市場の流れを把握できる展示会は非常に参考となりました。研究室では、このようなイベントへ参加できる機会もありますので、この点についても研究室選びの参考にしていただけたらなと思います。
M1 阿部君城