学部4年の一年間

気がついたら秋が終わり、カレンダーも最後の一枚となろうとしています。弓仲研究室活動日誌にお越しいただきありがとうございます。おそらく、研究室選びに迷ってここにたどり着いた人がほとんどだと思います。私も去年のこの時期は、次年度の生活に思いをはせながら、実験レポートに追われていました。私からはそんなみなさんに学部4年の一年間を紹介します。弓仲研究室の一例となりますが、ぜひ参考にしてください。

[4~6月]
春。一人一台のパソコンが与えられて研究室生活がスタートします。だいたい木曜日にある週一回のゼミを通して、プレゼン資料の作成と発表の仕方を学びます。ゼミの内容は教科書の要約から回路シミュレーション、マイコンの設計など多岐にわたります。この経験を通して、自分の興味を見つけてください。私の研究はこの時の点Pの設計がきっかけとなっています。6月中旬にある課題解決セミナーの発表に向けての練習もします。この発表は研究室、学科関係なく行われるのでわかりやすい発表を心がけましょう。これが終わると自分の研究への助走が始まります。

[7~9月]
B4のゼミは落ち着き、8月には夏休みになります。この時期は自分の研究の方向性を決める時期です。弓仲研究室では主に、回路、AI、VR・ARと分野がわかれます。本格的に研究が始まる秋に向けて勉強をしましょう。ここでなにもしていないと9月末に行われる課題解決セミナー2回目の発表直前に内容に困ってしまいます。私はこの時期にバイトの夏期講習を入れまくり痛い目を見ました。
9月には研究室旅行に行きます。今年は長野に行きました。大きな諏訪湖を見て、夜にはBBQ。お酒を飲みながら、同期や先輩と話した時間はとても思い出深いです。この旅行は夏休みが終わる合図となります。

[10~12月]
夏休みが終わり、遂に研究生活が始まります。とは言っても、弓仲研究室にはコアタイムがないので研究室に根詰めということはありません。自分のペースで研究を進めていきましょう。ただ、ゼミ前日になっても進捗がない、資料が完成していないだと徹夜コースなのでお気を付けください。
12月末には研究室内の中間報告会があります。卒研発表の予行練習だと思って臨みましょう。それが終わると忘年会。そして、冬休みとなります。特別なイベントが挟まるかもしれません…

[1~3月]
新しい年が始まり、卒業研究も大詰めとなります。2月中旬~下旬にある卒研発表に向けて自分の研究をまとめていきます。自分の研究に満足しているのか、焦っているのか、そんなことは関係なくその日は来ます。その日のために繰り返し練習をして、先生の助言をもらいながら完成度を上げていきます。緊張をなくすには自信しかないですからね。自信をつけましょう。発表が終わったら卒論を書いて、晴れて卒業となります。お疲れ様でした。

こんな感じの一年です。12月以降は予想です。経験してないので。
初めて研究室に入る学部4年。具体的なイメージもわかないまま、今を生きることに一生懸命過ごしていることと思います。立派です。そんなみなさんの次年度を少しでも楽しみに出来たら長々と文章を書いた甲斐があります。
最後に、学部3年を終えた私から先延ばしをしてしまう人に一つにアドバイスをさせていただきます。物事のハードルを下げましょう。絶対に課題を全部終わらせようと始めるのではなく、とりあえず30分やろうとしてみてください。やってるうちにやる気って出ます。
以上、徹夜あけの学部4年加瀬でした。ごきげんようさようなら。

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