新VR機材導入-MetaQuest3-

今回は新しく導入された研究機材について紹介いたします!


皆さんこんにちは!M1の阿部峰之です。
B3の皆さん、先日は研究室紹介に来てくださりありがとうございました!
研究室紹介の中で、私たちの研究室の様々な研究機材をご覧になったと思うのですが、気になる機材はございましたか?
まだ、どんな研究をしたいのか悩んでいる中で「是非この機材を使って研究したい!」と考えるのは難しいと思いますが、少しでも面白そうと興味を持っていただき、自身の研究をイメージする手助けとなってもらえたら幸いです。
そこで、今回は研究室紹介では時間が足りず、少ししか説明できなかった研究室のVRをもう少しだけ、紹介いたします。

まず、そもそもVRではどんな研究ができるのかという話ですが、近年は装着者の動きを正確にデータ化するトラッキング技術が発展しています。
例として、被験者が「指先で星を描いたこと」をカメラで1辺が何センチの大きさで星が描かれたのか、またその星は周囲の地面からどのくらいの高さと角度で描かれたのかを測定できてしまうほどです。
今はこの技術のほとんどは娯楽のゲームとして、利用されていますが、本研究室では医療や福祉の応用として、リハビリテーションなどの訓練や運動測定する検査にも利用できるよう研究を行っています。

左:今までのVR機器 MetaQuest2 右:新VR機器 MetaQuest3

 ゲームにPS5や任天堂スイッチがあるように、MetaQuest2やVIVE Pro等、VRにも様々な機種あります。研究室紹介で体験にいただきましたVRですが、先月発売されたばかりのMetaQuest3です。
発売当日から機材としてMetaQuest3を導入いただき、小型でPC接続不要であるにも関わらず、ゴーグルを被っていても周囲をそのままリアルタイム見渡すことができる高解像度なパススルー機能に圧巻しました。
この高解像度なパススルーは今までは高額でPC接続必要とするVR機材でないとできないことです。
これまで使用していたMetaQuest2では医学検査被験者の方は周囲が見えず周りに気を使いながらの検査となっていたのですが、この機能で安心な検査のシステムを作れそうです。

VR内の画面の画像 VRを装着したままPCのプログラムを動かすこともできそう

 それ以外にも実際の空間にあたかも物が存在するよう見せる技術である複合現実、MRとしてさまざまな訓練システムも作ることができると考えられます。

 今回、研究室に導入された新しいVR機材について紹介いたしました。本研究室では充実した機材を用いて、先端技術に関わった研究ができることをお伝え出来たらと思います。

M1 阿部峰之